回折ピーク処理


●動作環境(なお,Mac OS Xの方は,インストールについてはここを参照してください.)
  1. OS : UNIX http://kikai.ed.niigata-u.ac.jp/Mac/install_tip.html
  2. 言語 : FORTRAN (g77)相当
  3. プロット : GNUPLOT ver 4.0
●ダウンロード
●処理方法
  1. データファイル形式
    以下のようにセット.この例では,角度データが1000倍になっていますが, 各自のデータに対応するようにfortranプログラムを変更してください.(改行注意 LF for UNIX)
    4     .........[preset time, sec]
    5518  159700 [counts, 2theta (deg)]
    5719  159600
    5640  159500
    5765  159400
    5681  159300
    5739  159200
    5746  159100
    
  2. バックグラウンド処理
    読み込みデータの両裾それぞれ5点を用いて直線近似して,バックグラウンド処理をします.その結果を bg.gnuとして出力.
  3. ピークトップ
    回折強度の最大値点を含む前後3点(計7点)により,放物近似して放物線の頂点を求める.その結果を top.gnuとして出力.
  4. ピーク決定 (回折線幅中点法)
    「 INPUT RATIO TO PEAK HEIGHT」の要求に対してピークトップ比を入力,たとえば半価幅法は0.5,4/5価幅法は0.8を入力する. 各ピーク比に相当する前後6点から3次曲線近似し,その両スロープの中点からピーク位置を決定.その結果を peak.gnuとして出力.
  5. 処理結果をGNUPLOTで確認

処理例

[kikai:~/work] suzuki% g77 peak.f プログラムpeak.fのコンパイル
[kikai:~/work] suzuki% ./a.out   プログラムa.outの実行

 INPUT DATA FILE NAME 
15-a8.x01          データファイル名を入力
  148.8  1319.    読み込みデータ表示
  148.9  1340.75
  ・・・・・
   159.5  1410.
  159.6  1429.75
  159.7  1379.5
 PEAK TOP=   152.881387  1411.47816   ピークトップ角度,高さ
 INPUT RATIO TO PEAK HEIGHT 
.8    4/5価幅で処理
 37  152.4
 -1.9691889  533.699412 -24505.8274 -1689569.73
 47  153.4
  0.892349203 -54.537735 -46964.732  5267781.77
  152.364  153.480956       両スロープの切片角度
 2_theta (deg)=  152.922478   ピーク角度
 Width (deg)=  1.11695596    ピーク幅
[kikai:~/work] suzuki% gnuplot 

処理結果

GNUPLOTについては,ここを参照